最終結果
まえがき
大部分の方ははじめまして、そうでない方はいつもありがとうございます。
ベニマグロ(https://mobile.twitter.com/benimaguro136)と申します。
昨季は飛行統一でランクマッチに潜り、自身初となるレート2000を達成することができましたので、構築記事として公開させていただきます。
以下常体
もくじ
構築経緯
S9の構築((S9飛行統一)スカイナイツ(最高1874/最終1812) - 素晴らしき紅マグロの世界)から、サンダーの枠を電気の一貫を切りつつ受けルに強めな霊獣ボルトロスに変更。
他のポケモンもテラスタイプや技構成などを一部変更した。
コンセプト
飛行統一はステロを撒かれると非常に厳しいため、挑発をパーティ中4匹に採用することでステロを意地でも撒かせないことを意識した。
また、飛行統一は弱点の一貫が顕著である都合上、サイクル戦に持ち込まれると不利な場合が多い。そこで、積み技や弱保、テラスタルを絡めた高火力技で徹底的に対面で相手を処理する構築を目指した。
蜻蛉返りやルチェンジは攻撃しつつ交代できる優秀な技ではあるが、裏を返せば相手のサイクルに付き合ってしまうことになる上、飛行統一では氷や岩の一貫を切ることは基本的にできないため、裏から出てきたポケモンが致命傷を負いかねないと考え、全ポケモンで採用を見送った。
もう一つのコンセプトとして、可能な限り心臓に悪くないバトルをしたいと考え、命中95以上の技のみ採用することとした。
対面で高火力を押し付けていく都合上平均試合時間が短い点と、命中不安技の採用を最小限に留めたことでストレスが溜まりづらい点により、けっこう楽しく対戦数を稼ぐことができた。
パーティ紹介
カラミンゴ♀(NN:ミナ/色違い)/テラス氷
きもったま@こだわりスカーフ(ようき)
157(0)-167(252)-95(4)-×()-84(0)-156(252)
AS:ぶっぱ
B:余り
パーティのマスコット兼最終兵器。
唯一パオジアンをテラスを切らず上から一撃で倒せる点、氷テラバで先発ランドロスやガブリアスを行動させずに倒せる点が強かった。
Sブーストハバタクカミや受け全般に対して致命的な不利を取る点など、ピーキーで扱いづらい点もあったが、選出した試合ではきっちり活躍してくれた。
ガラルサンダーに種族値が全体的に負けているが、霊に怯えずにスカーフ格闘技を打てる点、ガラルサンダーはにどげりを覚えない点(誰も知らない)で差別化できている。
パオジアンのタスキ率と霊テラ率が共に高く環境に霊が多い現状ではこちらの方が飛行統一に合っていると感じた。
カイリュー♀(NN:サラシア)/テラス無
マルチスケイル@じゃくてんほけん(いじっぱり)
191(196)-199(212)-115(0)-×()-120(0)-113(100)
ドラゴンクロー/じしん/しんそく/アンコール
S:準速60族抜き(遅いカイリューやサーフゴーをだいたい抜ける)
H:16n-1で最高
A:余り全部
全幅の信頼を置く絶対的エース。
古代兵器じゃくてんほけんはカイリューがトップメタ中のトップメタであることや、統一で弱点が一貫する特徴もあって非常に発動率が高く、体感発動率は7割を超えていた。
保険さえ発動すればほとんどのハバタクカミを地震で確定一発、パオジアンやテツノツツミをテラス神速で確定一発など圧倒的な火力でバトルの流れを一気に変えてくれた。
ドラゴンクローはテラスに頼らず取り回しのよい安定した最大打点として採用した。
ゴーストテラツツミを保険込みで確定一発にできる他、カイリューミラーやトドロクツキ対面の際にも読まれにくいこともあって非常に有効だった。
スケイルショットが欲しい場面もあったが、ダイス以外で採用すると不安定な上、B↓が負け筋につながることも多いため、ドラクロ採用で正解だったと考えている。
アンコールは不用意な竜舞や遅いポケモンの積み技を咎めることができ、非常に強力な勝ち筋を生むこともできた。
また、ガチグマの真空波をテラスタルした上でアンコールすることで保険金詐欺をするムーブも可能だった。
アーマーガア♀(NN:サンドガール/色違い)/テラス地
アーマーガア@メンタルハーブ(しんちょう)
205(252)-107(0)-125(0)-×()-129(100)-107(156)
アイアンヘッド/ビルドアップ/ちょうはつ/はねやすめ
H:ぶっぱ
S:4振りクレセリア抜き
D:余り
ガチグマクレセ対策にして最強の見せポケモン。
クレセリアの上から挑発を打て、ガチグマもかなり安定して受けられたが、サーフゴーや炎オーガポンに何もできない点が足を引っ張りまくってほとんど選出出来なかった。
逆に言うと他のポケモンがそこまで苦にしないサーフゴーや炎ポンの選出を半強制するという見せポケモンとして最大級の活躍をしてくれた。
刺さりが良く選出した試合ではビルドと挑発を絡めて持ち前の詰ませ性能をしっかりと発揮してくれることが多かった。
地テラスは電気アタッカーや電磁波対策だったが、そもそも選出機会が少なすぎたことと素のタイプが強すぎることが相まって一度も切らなかった。
メンタルハーブは挑発やテツノツツミやカイリューのアンコールに対処するために持たせたが、やはり選出機会が少なくあまり発動しなかった。
霊獣ボルトロス(NN:アルバトロス)/テラス水
ちくでん@おんみつマント(ひかえめ)
181(212)-×()-96(44)-196(108)-101(4)-139(140)
HB:テラス時陽気パオジアンの氷柱不意打ち耐え
S:準速ロトム抜き(+1で135族抜き調整のカイリュー抜き)
C:余りできるだけ多く(+2草結びでH振りディンルー確一)
D:余りの余り
受けルとロトムサンダー対策の電気のおっさん。
挑発と悪巧みを絡めることでステロ撒きのカバルドンやディンルー等にも強気に出ることができ、遅い選出はそのまま3タテしてしまうこともあった。
悪巧みを複数回詰めればハピナスもゴリ押せる点や天然ヘイラッシャにも有利な点から受けルにかなり強く出られたが、耐久が微妙であっさり押し切られることもあった。
水テラスタルと隠密マントはパオジアンに切り返すためだったが、普通に悪テラ嚙み砕くで粉砕されることも多かったため若干微妙だった。
他ではキツいロトムやサンダーにはかなり安定して役割を持て、キョジオーンもテラスタルを絡めることで起点にできたりと、総合的にはパーティの弱点をしっかり補ってくれた。
ランドロス♂(NN:ドラロンス)/テラス霊
いかく@きあいのタスキ(ようき)
165(4)-197(252)-110(0)-×()-100(0)-157(252)
じしん/がんせきふうじ/つるぎのまい/ちょうはつ
AS:ぶっぱ
H:余り
毎度おなじみ地面のおっさん。
パオジアンや眼鏡ハバタクカミ、イーユイ相手でも一回は行動するためタスキを持たせた。不意の氷技等もあり発動機会はそこそこあった。
最速にすることでカイリューやサーフゴーに確実に上を取れており、環境に多い意地ウーラオスやSを削ったオーガポンにも上を取って殴れることが多かった。
挑発と剣舞は先発に来られると重いステロディンルー対策で入れたが、受け崩し等で役に立つ場面もそこそこあり、決まれば3タテも可能な爆発力があった。
霊テラスはあまり切らなかったが、カイリューの神速やオオニューラの猫騙しを透かして倒せることもあり、強力だった。
致命的な場面で岩封を外すクセを克服し、信頼できるアタッカーとして活躍してくれた。
テツノコウベ(NN:メタルナスビ)/テラス鋼
個体提供:ひまじんさん
169(0)-×()-107(4)-174(252)-100(0)-176(252)
CS:ぶっぱ
B:余り
未来から来た怯み運ゲーの化身。
飛行タイプで唯一パオジアンを技を縛らず抜ける点、岩以外のオーガポンと襷以外のウーラオスにテラスか引きを強制できる点が非常に強かった。
火力不足に悩む側面もあったが、受け出して来た相手を怯ませてそのまま突破することも多く、数値以上の強さがあった。
耐久も最低限はあり、臆病テツノツツミのフリーズドライを確定で耐える点が特に強かった。
鋼テラスラスターカノンはパオジアンを確定一発にでき、ハバタクカミにも7~8割入るためテラスを切る機会が多かったが、先発対面すると切ることを半強制されてしまうのが辛く、相手の電気テラスも厳しかった。
エアスラの切れ味は凄まじく、うっかりお相手の回線まで切ってしまうことも多々あった。
選出
基本選出
先発要員として安定している2匹のどちらかから入り、数的有利を取って押し切る選出。
ウーラオスがいる場合はコウベ、そうでなければランドロスから入ることが多かった。
6割ぐらいはこの3匹を選出していた。
カラミンゴ→カイリュー@1
先発にランドロスorガブリアスがステロを撒きに来ると確信できている場合、またはカラミンゴの刺さりが極端にいい場合の選出。
先発にSブーストハバタクカミが来ると非常に厳しいため覚悟が必要。
アーマーガアは有利相手が多く致命的に不利なポケモンがいない場合にそれぞれ選出。
あとがき
駄文でしたがここまで読んでいただきありがとうございました。
念願だったレート2000を飛行統一で達成することができ、とても嬉しく思っています。
ご質問やレンタルの感想などは(https://mobile.twitter.com/benimaguro136)までお願いします。
また、『ライン超え選手権』という大会を開催しますので、そちらの方もよろしくお願いします。
この後にはNNや構築記事名の由来等のおまけコーナーとスペシャルサンクスがありますので、もしよろしければご覧ください。
おまけコーナー
・構築記事名の由来
皆さんはラストオリジンというゲームをご存知だろうか。
このゲームには"スカイナイツ"というアイドルグループが存在し、彼女たちの歌う『Lover Lover』の歌詞が今回の構築記事名の由来となっている。
もともと彼女たちの宣伝をしたくて飛行統一を始めたので、今回レート2000を達成して大々的に宣伝ができることをとても嬉しく思っている。
・NNの由来紹介
ミナ(色カラミンゴ♀)
ラストオリジンの戦闘員『ランサーミナ』が由来。CV:上田麗奈なのにとことん影が薄い。でも楽園への招待状ではめっちゃかっこよかった。
ラストオリジンの戦闘員『サラシア』が由来。立ち絵のポーズが非常に似ている。『せ~んだ~んちょ~!!』のボイスがとてもかわいい。
サンドガール(色アーマーガア♀)
ラストオリジンの戦闘員『GS-10 サンドガール』が由来。色アーマーガアは砂っぽい色なのでそれなりに似合っていると思う。ヴァルキリー外伝での生き様がカッコいい。
アルバトロス(ボルトロス)
ラストオリジンの戦闘員『HQ1 アルバトロス』が由来。ポーズがなんとなく似ている。黙ってればカッコいいのに言動で損しがちなタイプ。
ドラロンス(ランドロス♂)
中日ファンなのでドラゴンズに語感を近づけてみた。中島宏之選手に雰囲気が似ている。
メタルナスビ(テツノコウベ)
昔からサザンドラはナスに似ていると言い続けてきたので一目見た瞬間にNNが決まっていた。表情豊かでかわいい。
スペシャルサンクス
・寝落ち防止TRPG部
指定暴力TRPG団のみなさん。いつもなにかしら一緒にやっている。
くろらっぱさんのドラゴン統一もよろしくお願いします。
ラストオリジンの推しキャラたち。
負けまくってメンタルが死にかけた時もホーム画面と歌から元気と勇気をもらった。
ラストオリジンがなければレート2000は無理だったかもしれない。
・ブースター
最愛の相棒ポケモン。
一緒にレート2000まで行けなかったことは心残りだが、また強化が入ったり世代が変わったりするタイミングで一緒に上を目指したいと思っている。
最後の最後までお読みいただき本当にありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう!